Saturday, September 8, 2012

Keiko Forestのビジョン 6  循環する暮らし方



Keiko Forestのビジョン 5



Keiko:”極める”という遊びを十何年して、その山で子供も二人産んだの。
自分で取り上げてね。
それも一つのライフっていう遊びだったと思ってね。

そこでの暮らしはとてもシンプルだった。
トイレは穴を掘って、そこにバケツをいれて、上に木の板を置いてあって、そこに足を置いて日本風のしゃがんでするトイレ。
バケツがいっぱいになったら、醗酵するまで蓋をして置いておいて、新しいバケツを入れるだけ。
匂いもしないし、使い終わった後、ストーブから出来た灰を上からかけておけば臭くもないしね。
しばらく置いたら、それはすごくいい肥料になるから畑に戻す。

VW:すごい循環。

Keiko:すごい循環。 
お尻はお水をコップに入れて持って行って、ペーパーは使わずに洗う。
そうやって暮らしていた。
すべてが循環している暮らしっていうのが、ほんとにストレスのない世界だった。

当時は携帯電話も普及し始めたぐらいだったから、わたし達はもちろん持っていなかった。
まだそんなにみんながモバイルじゃなかったからね。大きなコンピューターしかないような時代。

ちいさなソーラーパネルだけで暮らしていたけど、全然問題なくラジオは聞けたし、夜になると本を読むくらいの電気は十分あったのね。
一日中ラジオを聞く事も出来るくらいの電気はあった。
とても小さなソーラーパネルなんだけど。

お水は湧き水。
どこから湧いてるかっていうのは、柳の木を腰の辺りで持ってお散歩をしていると、
お水がある所で柳の木が揺れるから、そこを掘るとお水が出てくる。(笑)
そういう世界で生きてた。

VW:へぇ ほんとに動くんだね。

Keiko:うん、本当に動く。
わたしは都会で生まれ育って、今の日本の文明の中の本当に普通の暮らしをしていたの。
特別な家に生まれたわけでもないし、全く普通の日本の女の子として生まれ育って、
そのままそういう生活を一生するって思っていたのね。

それがある時、何を思ったか山の中で暮らすことになった。
歩いて全米を横断することになったり、今はこうしてハワイに来て暮らすようになった。
それが全部繋がっているんだけれどね。
すべてが今思うとビジョンを生きてるなって思う。

VW:第二のビジョン?

第一のビジョンも第二のビジョンも含めて、自分が見たビジョンを生きてるなって思う。
まだそれが完結していないから、ビジョンを生きてる途中。
イエローホースのおじいさんが、ビジョンが完結したらわたしは亡くなると言ったり、サンベアが亡くなったのと一緒。

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