Keiko Forestのビジョン 4
VW:だからこうして、お客さんがいっぱい来るのね。
でもみんな、お土産を持ってきてくれるの。
でもその体験で、自分の中の野生みたいなものがすごく引き出されている。
24時間そういう状態で生きているから、それをみんなに体験して欲しい、わたしが体験しているのと同じように体験して欲しくて、いまわたしの場所をオープンにしている。
やっぱりわたしは、サンベアがしていたことと、同じことをしたいと思う。
彼自身はチッペア族だったのね。
ネイティブアメリカンの世界に入っていけば入っていくほどわかるんだけど、トライブ同士が孤立してて、他のトライブと仲良くしてないし、下手をすると敵対して悪口を言い合ったりする。
わたしはそういうのをたくさん見て「なんで?」って思っていた。
奥さんはケルト人、ケルトの魔女みたいな人なのね。
薬草なんかを使うメディスンウーマンだったの。
どう自分で家を建てる、どう馬に乗る、どう畑を耕す… そういう事をずっと教えている人だったの。
だからドイツに行ってそういうのを教えてたりもしていた。
でもサンベアは、それでは知恵を持っている意味がないと言った。
「いろんなトライブの持っている良い知恵を一つにまとめて本を出してみたり、いろんな知恵を集めたものをいろんな国の人と分かち合う。それが知恵の使い方だ。」という風に考えて、教えている人だったからね。
都会で生まれ育って、本当に何も出来ない感じだったのね。
電気はスイッチをひねるだけだと思っていた。
でも彼らと暮らして火をおこすってことを学んだし、火を起こすときも、ただ火を起こせばいいってものじゃなくて、常に意識的にいた。
たった一本のマッチやタバコの吸い殻で、何ヶ月も火事が止まらないような場所に住んでいたから、本当に火の大切さもわかった。
火をガンガン焚いたら煙が公害を生む。
だからわたしはその後山に暮らした時には、紙も使わずに火を焚いてたの。
最後には畑に戻していたから、全く紙を使わないで暮らした。
松ヤニ一本でしゅっと火がつく。
風がどういう方向で流れるかっていうのを見ては、最初にストーブに入れる時に、木を二本置く。
”Art of Living ”
極める、そういう遊び。
山に暮らしている時には、それをずーっとさせてもらっていた。
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