Sunday, September 30, 2012

ボーダーレスで隠し事のない生き方



Keiko:まず自分が幸せだということ。それが最初にある。 
子供達に学んで欲しい事ってそういう事なの。
子供の為に我慢している親を学んでもらうよりは、まず幸せをどう描いているかという親の姿を見て、
彼らも同じように、自分たちのチカラで幸せになって欲しい。
親のチカラで幸せになるよりはね。それはすごく思う。
たくましく育って欲しいと思う。

VW:そうね。でも二人とも(Keiko Forestの二人の娘)素直よね。

Keiko:うん。すごくありがたい。

VW:子供達も、ちゃんとリッチと言いたい事言い合ってるしね。

Keiko:そうなの。(笑)

VW:ラブラブとか見せられてもね。

Keiko:ラブラブを見せられても、結構包容力がある。

VW:大概の親って、気持ちがもう相手になくても我慢したり、子供の前で繕ったりするじゃない? 
そういうのが全くないですね、ここは。

Keiko:全くない。昔の村みたいな感じ。
例えば女の人が農作業しながら、川で洗濯しながら井戸端会議をして、
おばあちゃんやおばさんがあはははと笑っているような村。

いろんな年代の人が、自分の意見を持って話している、
そういうのを聞いて小さな子達が育っていく。
そんな村のようなもの… それが理想だから。
良い悪いってのをわざわざ教えるっていうんじゃなくてね。
日常的な井戸端会議で育って欲しい。

昔は多分すごい小さい空間をシェア(共有)して暮らしていたと思うから、
家庭の中で、性の営みが普通にある暮らしだったと思う。
それはラブホテルに行ってする事じゃなくて、ベットの中だけでする事でもなく、
常にある… 生活の中にある愛の交流。

それぐらいいつも瞬間的に生きていきたいって思うし、いつも自分の瞬間の想いに敏感でいたい。
愛のエネルギーがお互いに歩み寄った時には、もうめちゃくちゃハグするし、キスするし、いろんな事するしね。
そこに子供がいたって、それはもう全体のダイナミクス。
子供にとっても、(性についての)情報は、なかったり隠されているものではなく、もっとあっけらかんとした美しい行為。

でももう子供達の中に、映画なんかでいっぱい情報が入っちゃってるからね。
子供達の中で、それを”悪いもの”のように見る意識は、すでに育ってしまっている。
「うー気持ち悪い!」なんて言われたりするけど、
そういう時に「違うでしょう? すごく美しいことだし、みんなそこから生まれて来たんだよ。
あなた達もそうやってできてきた子供だし、すべての生命がそうやってできるの。
それはものすごく美しいことなんだよ。」って話す機会にもなるからね。
わたし達はボーダーレスでやってるんですよ。いろいろと。(笑)

VW:それはもう、ほんとに素晴らしいなと思って、ここで体験させていただいてます。

Keiko:大人もみんなぎょっとするんだけどね。目の前でいきなりいろんな事するから。(笑)

VW:でもまぁ それを見るのは初めてじゃないですからね。私は。(笑) 

Keiko:今は「ああ あの人達は」って感じだけど 、”よく見る光景”になって欲しいよね。
「あの人達」がたくさんになって、それが 日常的な 普通の風景。 
そういうところに戻っていって欲しいなと思っている。

ヒッピーとか、 名前を付けられて 呼ばれたくないのね。
ある時はヒッピーだし、ある時は別のいろんな何か。 自分の中には いろんな部分があるわけだから…
固い部分も柔らかい部分もあるわけだからね。
そういうのも全部ひっくるめて人間らしく生きていたいなぁと思う。

VW:うん 賛成賛成。

Keiko:ね。気がつかないうちに、いろいろ判断を下しているの。
反対に子供から受けるエネルギーで、「何そんな風に判断しているの?」と思ったりもするよね。
自分も知らない間に判断を下しているんだなぁと逆に気づかされたりする。

常に隠し事だけはしないようにしているの。
子供達も、やりたい事があったら話して欲しいし、秘密だけは無しでいて欲しい。
隠すのは無し。
それはよくないな、と思ったら、わたし達によくないって言う機会を与えて欲しい。

Saturday, September 29, 2012

パワースポットは創るもの




VW:こんなのいろいろ出してもらって 、木が喜んでる気がするね。
(土の中から出てくるゴミ)

Keiko:そうそう。
前の山に住んでた時も、ゴミの山みたいな場所があってね。
そのゴミを捨てる事から始めるの。もう長年経っているからまるで遺跡のようで、
発掘するような感じなの。
ゴミなのかなんなのかわからないくらい、 埋もれていてね。

そこはやっぱり、よくないエネルギーになってる。愛のないエネルギー。
寂しいエネルギーになっているのね。
それをこうして掃除して、片付けて、お花を植えて、植物を植えて、
手をかけて目をかけてやると、エネルギーがすごくきれいになっていく。
最後にそこにハンモックがかかり、憩いの場所になるの。

遊びに来た人は「あぁ ここのエネルギーはほんとうに気持ちがいい。
ここが大好き。」と言ってくれる。
”初めて引っ越して来た時には、ここはゴミ置き場だったんだけどね”と思い出しながら、
ああ良かったって思うの。
そんな事ばかりやってきたの。

VW: 場所変えて、ずっとそれをやっているよね。

Keiko:うん、ずっとやっている。
やっていて、それが一番楽しい。

きれいなところに住むよりは、きれいなところを創るって感じかな。
パワースポットに遊びに行くよりは、パワースポットを自分で創る感じ。(笑)
それが結構楽しい。

はい 一丁上がり。

VW:あーきれいになった。あぁ もう何かが宿ったって感じね。

Keiko:ねー。こういう事やってると、 終わった後に、光が射してきたりするんだよね。

VW:ほら光ってる。

Keiko:全部繋がってるんだなぁって思うよね、毎回こんなことが起こるとき。



Friday, September 28, 2012

地球の民として




Keiko:地球市民という感じ… 世界中の仲間を探したい、出会っていきたい、というのは
ずっと昔から夢見た事だったの。
今はもう自分が何人という感覚がない。
日本人という感覚はもちろんあるから、日本人として育って来た中で、培ってきたものには感謝している。
でも枠みたいなものを、いっぱい持ってしまっているのも確認しているからね。

生まれ育ってきた環境の中で、出来上がった自分とは違う、
本来自分が持って生まれた資質みたいなもの… そっちの方を自分だと感じている。
だから日本人という区切り方には、最近あまり興味がない。
どちらかというと、人間とか、地球に今回来ている宇宙人って感じかな。(笑)

VW:まさにね。

Keiko:明日には、もうどこに行って、何をしているかわからない感じで生きているからね。
今はハワイに根付いているけれど。
だからといって、ここで一生っていう想いはない。
「いまここ」っていう感覚しかないかな。

(笑)

明日何人になっているか、わからないからね。

VW:ほんとうだ。

Keiko:きれいになったー

VW:ほんとうにきれいになった。

Thursday, September 27, 2012

愛せるだけ愛する




Keiko:愛をくださいっていう人が、いっぱいいるじゃない? 
でも結局、今のわたし達の文明の中で、お母さん達からあんまり愛をもらってないわけじゃない。
なのにくださいって言っても、それがもらえるものじゃないってことを、まず最初に気づいて。
くださいっていうんじゃなくて、あげていれば、たくさんたくさん愛していれば、
満足した時点で、満たされた時点で、それが自然に還ってくる。
それが私のモットー。

VW:実践しているモットー。

Keiko:だから愛せるだけ愛する。

VW:見つめたり触ったり、よくしてますね。

Keiko:それはもう。(笑)好き勝手にやっているってだけの話しですが。(笑)
あえてしているっていうよりは、したい事を自分にさせている。
こうしたら相手が嫌がるんじゃないか、とか、そういう事はまず考えない。

たとえ嫌がったとしても、「ああかわいそうに。今トラウマがあるから嫌がるのね」そう思う。(笑)
本当にね、癒された時点で全然嫌がらなくなるからね。

VW:あぁそう、 やっぱりそういう時もあるんだ… 嫌そうなとき。

Keiko:そうだよ。 ハートを 閉ざしている訳だからね。
だからハートを開いた時点で嫌がらなくなる。 
それにはまず、自分のハートを相手に開いて。
開いてるものを最初から探したって、そんなのは見つからない。

よく結婚しても、「自分の思っていた人と全然違った」と言って、別れたりするじゃない?
そうじゃなくて、自分のビジュアライゼーション(現実化)、
自分が描いたものが目の前に差し出されたのが相手なんだから、
自分が変わらなければ、その人をやめても変わらないよね。

今の修行で、自分の変えたい部分は何か
何を自分の人生に持ち込みたいか
どういうものを描きたいか、引き寄せたいか。
そういうものを、関係性の中で見ていくのね。

その相手がもし、本当に自分に合わないのであれば、
それは多分、古い自分が引き寄せた存在だろうから、
自分がそれに気づいた時点で違う人が… もっと今の自分にあった人が
引き寄せられてくるだろうしね。


VW:すごく引き寄せる回転が、早いよね。

Keiko:回転!(笑)成長が早いから。(笑)もう今生最後って思ってるからね。
すごい勢いで引き寄せている。

VW:現実化がいつも、すばらしいよね。

Keiko:はい。かなり質のいい引き寄せで、 最近は、「楽しいなー」というような人生になってきた。
Life is goodっていう人生になってきた。
あまり修行もないしね。
自分の中で、間違いはすぐ気づくようになってきたしね。

「あらまだこんなのあった」って感じでね。
そしたらもう、相手を変えるんじゃなくて、すぐ気づいた時点で
相手も変わってしまっているんだよ。

Wednesday, September 26, 2012

2010’ Elk Valley 山開きのお話 1



Keiko Forestの今日と明日のお話は
2010年にわたし達が一緒にした旅、彼女がかつて暮らし、二人の子供を産んだ
カリフォルニアの山、Elk Valleyへ山開きに行ったときの物語です。

(山での暮らしをKeiko Forestがいくつか書いています。こちらからどうぞ)





Keiko:山開きって感じだったの。
マムシと大きな熊がいっぱい住んでるような山で、道無き道を行くような場所なの。
雑草をカットしてまず道をつけて、中に入って行くような世界。
だから人手がいるのね。どうやってそれを集めようようかと思っていた。
突然思い立った旅だったからね。

それでオレゴンから来るみかねぇ(mika-聞き手)と、(Elk Valleyの)麓の…2時間くらい降りて来た Ukiah という街の、ナチュラルフードの前でね。
それももう、暗くなる直前にね。突然のようになんの約束も無しでね。
わたし達多分、何時っていうのも決めなかったよね。
場所もわからないような所で、「ここを曲がった所にこういうものがあるから、そこの駐車場にいて。
わたし達も行ける時間に行くから」そんな感じだった。

駐車場に着いた瞬間に、そこに行きたいって言っていた人たちが、偶然全員いたの。

VW:何だこの人達は、と思ったね。

Keiko:そう。(笑)
うちの山は、ひどいガタガタ道を40分くらい、国有林の中に入って行った所だったから、辿り着きたくても辿り着けずに、諦めて帰ってしまう人もいるぐらいだったのね。

だからそこに集まった人たちも最初は、
「じゃあ行けるかどうかわからないけれど、行けるんだったらなんとか辿りつくからね」と言っていたの。
でも、なんとか辿り着くような場所じゃなかったわけ。
そうしたらちゃんとね、道先案内人の所にみんな来たの。
ちゃんと整列して。

じゃあみんなで行きましょうって感じでね。(笑)

VW:すごい あれもすごい体験だったね。

Keiko:うんうん。

Tuesday, September 25, 2012

2010’ Elk Valley 山開きのお話 2




Keiko:ちょうど、Mt.シャスタとツインになっている(繋がっている)場所って
言われている場所があるの。
そこは長野県くらいの大きさの、国有林の中なのね。
わたし達の住んでいる場所から、カリフォルニアで一番大きな自然湖、
クリアレイクという自然湖が見えて、そこはものすごく平和なインディアン、
ポモインディアンという人達の聖地なのね。

大きな自然湖の真ん中に、マウントコナクタイという聖山があるの。
わたし達の山では、そこからUFOが飛んでくるのをみんな見ているのね。
いろんな噂によると、その山は底なしで、中は全部ダイヤモンドでできているって
言われているのね。
駐車場に行くとダイヤモンドがごろごろ転がっている場所なの。
コナクタイダイヤモンドと言って、水晶とダイヤモンドの間の子のような石。

水晶としては質がとてもいいけれど、ダイヤモンドとしては質が劣る。
何カラットっていう価値はないんだけれど、みんなジルコニア風な感じで持つような石かな。
コナクタイダイヤモンドとして売っているものが、
ゴロゴロ駐車場に転がっているような場所なの。
山を掘ったら中は全部空洞で、そこはダイヤモンドとクリスタルの間の子で
できていると言われている。
そしてそこが ポモインディアンの聖地なのよ。

わたし達が行ったときは、ちょうど夏至だった。
急に思い立って、わたし達が昔住んでた山に戻って山開きをしようという事になった、
その時が夏至。

行く前に偶然、あるチャネラーの人が書いているものを見たの。
その人は、”Mt.シャスタの地下にある、クリスタルとダイヤモンドの間の子である、世界で一番大きなものが振動するのが、夏至の日です”と書いていたのね。

「えぇっ!」と驚いた。
わたし達はそんな事も何も考えずに偶然、昔住んでた場所にいて、
そこには地元で言い伝えられている、ダイヤモンドとクリスタルの間の子の
地下空洞説というのがあって、
わたし達の山に住んでいた人は、そこからUFOが飛んでくるのをいつも見ていて、
そして、Mt.シャスタに住んでる日本人がMt.シャスタのルーツを調べていたら、
うちの山に辿り着いたという話も聞いた… 

いろんなパズルのピースが、パコッとはまっちゃったの。

わたし達は山開きに来ていたはずなのに、気づいたら世界で最大のクリスタルダイヤモンドがバイブレイト(振動)して五次元の扉が開くという日に、その真上に居たんだよね。(笑)

VW:ネズミのうんちを掃除しながら。

Keiko:ネズミのうんち、8年分のネズミのうんち、すごい状態のを掃除しながら。(笑)

わたしの住んでいた場所は、すごくきれいなお水が湧いているので有名なのね。
きれいなお水の水場を、8年分のものを掘り起こして、また水をお家に引いて、
火を焚いてね。
周囲を剪定して、朽ちて壊れていた橋を作り直してね。
バークレーに住んでいるお友達が来てくれて、彼らはものすごくハンディ(器用)な
家族だから、小さい子供とお父さんが、山に入って木を切り出して戻ってきて、
橋をぱんっと架けてくれたの。

わたし達は、夜になったらもうクタクタなんだけど、
火を焚いてそこの上に鉄鍋を置いて、あるもの全部中に入れてグツグツ煮て、
それをスープにしてみんなで食べてね。真っ暗な中でね。
暗くなるまで働いてはそれを食べて寝て、朝起きたらまた働いて…というのを
一週間やり続けて帰ってきたの。

不思議だった。

VW:あの時に、男と女の役割を見たね。

Keiko:見た見た。
それもね、このプナの男達がその時、なぜかみんなカリフォルニアにいたの。
その人たちが偶然にも集まってくれて、働いてくれたの。
それとバークレーのお友達、そして女達が来てくれて、みんな一生懸命働いてね。

女達は掃除や洗い物をして働いて、男達は木を切って道を造って。
女は女の役割があって、男は男の役割があるというのを、とても強く感じた。
それは山に暮らしていたときから、いつも強く思っていたの。
女はどうしても肉体的に、限界があるから。
男の人がいないと大変。

ああいう場所は、女だけで生活できるような環境ではないし、
また、男だけで生活できる環境でもない。
本当にバランス。

男がいて女がいて、初めてそこが一つの村になる。調和したもの。
一つの調和した形態というか、有機体みたいなものができる。
山に暮らしていると本当にそう思う。
ここハワイ島もそう。ジャングルで暮らしていると、女だけでは暮らせない。

Monday, September 24, 2012

体験をシェアする




VW:いままで結構どこかで話して欲しいとか、いろんなそういう話(お話会)もあったでしょう。
そういう事にあまり興味はないの?

Keiko:いや、みんなで輪になって分かち合うって凄く楽しいから、どんどんやっていきたいと思うよ。
でもそれがその時だけのものになるのは違うよね。晴と卦、みたいな感じだとね。
それよりは、日常的なものであって欲しいと思うの。
お話は立派なことをしゃべっていても、日常生活が調ってないとか、
そういうことはない世界の住人でいたいなぁと思う。

常にやってる事を、シェアする機会があったらもちろんお話したいけど、
大切なのは、どんな風に日頃生きているかっていう事。
それが基本にあって、延長線上にワークショップなんかがあったら
それも素敵だなって思う。

日頃愛のない生活をしてて、愛について語っていてもしょうがないから、
やっぱりまず自分が愛したり愛されたりしてね。

VW:それはもう十分、愛し愛されてますね。

Keiko:はい。(笑)
うちはアルケミストですから。(笑)

何の為に生まれて来たかっていったら、幸せな瞬間を生きる為だから
まずは自分が愛し愛されて、好きな人たちや仲間との調った暮らしがあって
それが広がっていくといいなぁと思う。
キャパシティが広がっていくみたいにね。

Sunday, September 23, 2012

住む場所を変えるとき




Keiko:あの「Transit」の時は(旅行雑誌「Transit」の取材でハワイを訪れたとき)
もともとここに来たいっていう想いがあったの。
どちらかというと、そういう場所を探す旅でもあったんだよね。
取材の合間に、自分の好きな場所を探していたんだけどね。
やっぱりここいいなぁと思って帰ったの。

でもまぁ緩やかに移行したいと思って… 家族もいるしね。
あれは2月の始めだったかな?それぐらいに家に帰ったの。
その時はまだ、春休みに子供と一緒に旅行がてら、ハワイ島へ戻ってみて、
彼女たちが気に入ったら引っ越そうかな… ぐらいの感じだったのよ。

それがもう2月の始めの時点でどんどん引っ越したい、という想いが募っていったの。
じゃあどうするの?っていっても、すぐには決められない、いろんな事があったからね。
それでまず、パッキングから始めたのね。
ハワイに引っ越すとなれば、海を越えて行くから持っていくものが限られる。
荷物をちょっと、少し少なめにしましょう、
ハワイの新しい暮らしに必要なものと必要じゃないものをまず分けて、
整理していきましょうってところから始めたわけ。

どんどん整理をしていくと、次はパッキングをしたくなるじゃない? 
整理している間に、自分が多分、スッキリしてきたんだろうね。
引っ越したいっていう想いが、より強まっていったのね。
住む場所も決まってないのに、 あれよあれよという間に、引っ越してきちゃったの。

これだけ気持ちが固まってきたら、住む場所なんていうのは、行ったら見つかる。
こうじゃないと、これができないという考え方の、逆をいっていた。

最初に想いがあれば、 全部何とかなる。
引っ越したい、変化したいという想い。
なんでハワイに行きたかったかというと、よりシンプルな暮らしをしたい、
という想いがあったの。
そういう気持ちでお掃除してたら、どんどんシンプルになっちゃったんだね、きっと。
シンプルになったら、今までいた場所はあまり自分にそぐわない。
「ここはもう、そぐわなくなってきたなぁ」っていう感じじゃなくて、
もうそこには居られない。気づいたら、そんな感じになっていた。


Saturday, September 22, 2012

太古のエネルギー



Keiko:愛でることってすごく大切だなぁって思う。
人もそうじゃない?
誰かのことを好きになると、わたしもう、うっとりして、一日中ボ~ッと見ているの。

たぶん、その時のエネルギーの絵を描いたとしたら、
てんてんてんてん… エネルギーが相手のハートへ向かって行って、ぱぁーっと広がる。(笑)
てんてんてんてん… 向こうのエネルギーがこっちへ還ってきてわぁ~っとなって。(笑)
そんな世界じゃない?(笑)

するとすべてのエネルギーがわぁ~っと沸き立って、植物たちもわぁ~~みたいなね。

VW:アバターのあの光ってるような世界よね。

Keiko:うん、本当に光っているのね。
あの小さな温泉。(プナエリアにある温泉が湧き出ている場所)
あそこに入ってるとね、水の色がアバターの映画に出てきたようなブルー。

VW:あのエビがいるところ?(皮膚の老廃物を食べてくれるエビが住んでいる)

Keiko:うん。
お湯に入ると、からだが全部クリスタルになるような感じなのよね。
水の中にいると、身体が大きくなるの。たぶんあの水の中だけ、アバターの次元。
身体が光ってるし、大きいの。

VW:あそこいいよね。

Keiko:うん、いい。
あそこは太古のエネルギーが、まだ残ってる場所っていわれてるの。
もともと、ここハワイ島はレムリアの聖地だから、レムリアの時代の空間なのね。
あの場所のお水の中だけ。

Friday, September 21, 2012

レムリア 1



Keiko:この島(ハワイ島)には 4年前、13年ぶりに帰ってきたのね。 
その時は「トランジット」(旅行雑誌)の取材で来たの。
ちょうど、また新しくコミュニティ的な暮らしを始める場所を探す旅をしようと思っていた頃だったの。
それが「トランジット」のお仕事に繋がったの。

それもよかったの。雑誌の取材というお仕事を兼ねて来たからこそ、いつもとは違う視点で旅をすることが出来た。
まぁいつもの旅の仕方… 何か流れが来たら、その流れに乗って旅をするという感じだった。
でもそのときは、旅をする視点が「何か物語りを創るような」そういう視点だったのね。


そんな旅の最後に、三人の人に出会ったの。
一人目の人に会ったのは、コナサイドにあるホウケナビーチだった。

みんながテントを張っていて、ビーチは混んでいたの。
もう夕方だったから「どこにテントを張ろうかな」とあたりを見渡した。
頭の中で”どこにテントを張ろうかな”と想った瞬間に、目が合ったハワイアンみたいなおじさんがいたの。
そのおじさんが「こっちへおいで、こっちへおいで」って言うの。
で、わたしはそこに行ったのね。
なにも聞いてないのに、おじさんは「ここ、ここ」って言ったのね。
だからそこにテントを立てていたら、作業している間に暗くなっちゃったの。
やっと終わってテントから出たら、もう暗闇だった。

暗闇の中に、ネイティブアメリカンの「ペヨーテソング」のような歌が聴こえてきたの。
わたしは何年もずっと、ネイティブアメリカンの人たちと一緒に暮らしていたから、 
そういう歌はもう全部知ってるのね。
「なぜここで…?」
すごく不思議だったの。

暗闇の中に出て行って、横に座って一緒に歌っていたのね。

そしたら歌っていたのは、「ここ、ここ」って言った、そのおじさんだったの。

一見ハワイアンに見えたけど実は、ホピとナバホの血が両方入っている人で、
「ここで?ペヨーテソング?」って、すごく不思議で驚いて、
次の日の朝が来て、起きてまたそのおじさんと一緒に座って、お話ししたの。

彼は「土地にはそれぞれの周波数があって、持っている波動がある。
人は無意識でいろんな所に行くけれど、自分の周波数に合った場所、
惹かれた場所に偶然行っていることがあるんだよ。」という話をしてくれた。
自分でも気づかないうちに行っていたり、住んでいたりするらしいの。

「たとえばここ(ハワイ島)は砂の上の場所、溶岩の上、石の上、すべての上に違う周波数があって、溶岩の上に住んでると、その特徴っていうのは”変容のエネルギー”なんだよ。」と言ったのね。
だから今わたしの住むプナエリアにいると、ものすごく変容が加速化される、
ものすごく早く本来の自分に戻って行く場所だと言われて、驚いた。

彼は代々シャーマンの家系、土地のエネルギーを読む家系に生まれ育ったの。
彼自身も生まれた時からシャーマンで、持って生まれた能力の他に、そういう家族の中に育っているから、いつも「エネルギー」を読んでいるらしいのね。
今回、ペレ(ハワイ島の女神)に呼ばれてハワイに来たんだと言っていた。

わたしはそれから何ヶ月か後に、ハワイへ引っ越して来たじゃない?
そうしたらある日、その人にまた道でバッタリ会ったの。
向こうから「Keiko!」って声を掛けられて、再会したのよ。
それもパホアの街で。
不思議だった。

「明日アリゾナに帰るんだよね。」と言っていた。
「じゃあまたハワイに帰って来たら逢おうね。」と約束してね。

Thursday, September 20, 2012

レムリア 2




Keiko:旅の最後に出会ったおじさんが、レムリアのお話をしてくれたの。

昔、太平洋上にニュージーランド、インドネシア、日本、海底に遺跡がある沖縄… 
ハワイ、そしてイースター島… そこまでを繋ぐ大きな大陸があって、それをムー大陸といった。
ある時、月が近づいてきて、大津波が起こり、ムー大陸は海底に沈んでしまった。

その時にそこに住んでた人達は、レムリア人といわれていて、倭人とも呼ばれていたらしいのね。
倭人という意味は完全調和。
その時レムリアではもう、サスティナブル(持続可能)なライフスタイルというものを
確率していたらしいのね。
自然と共生する生き方。
そして、人と人との間も完璧な輪だったらしいの。
ものすごくサスティナブルな人間関係がそこにはあったらしいのね。

とても素晴らしい場所だったんだけど、沈んでしまった。
その時に生き残った人たちというのが、チベットやホピや日本、いろんな場所に行き着いているの。

「いまその時の魂を持った人たちが、この島に戻ってきているんだよ」と彼が言ったの。
なぜかといえば、すべての場所が海中に沈んでしまったにもかかわらず、唯一まだ地上に残っているのが
ハワイ諸島らしい。

ハワイ諸島は昔、ムー大陸の富士山みたいな存在だった所で、標高は富士山の13倍って言われているの。
海底から数えると、ヒマラヤの5倍、富士山の13倍もある山が、このマウナケアとマウナロアで、今となっては、この一番山の高い所、頂上辺だけが、海底に沈んでしまったムー大陸の全てなんだって言われて、「へぇ~」と驚いたの。

その次の日に移動して、コナでバッタリ会った人が
ハワイアンのカフナ(ハワイ古代宗教の僧侶)ったのね。
「僕はハワイアンキングダムの末裔でね」と、いろんな事を話してくれた。
その人からも「レムリアのエネルギーがライズアップ(浮上)するから、それに縁のある人たちが今、この島に戻ってくるんだよ」って、また同じ事を言われたの。

その後、もう一人また会ったんだよね。
イースター島から来たっていう、アヤワスカチャーチの若いミニスター(聖職者)の男の子だったの。

その人も、また、同じ事を言っていて、偶然会った三人にまるっきり同じ事を言われたから、
「あぁもうこれはサインだ」と思った。
わたしがここに来ている理由は、レムリア人の集まりのためだったんだと思ったの。

Wednesday, September 19, 2012

レムリア 3



Keiko:そのあと(三人の人に会った後)、木内鶴彦さんという、お星様を見つけた人から聞いたお話が、わたしの中にぱぁっと戻ってきたの。
彼のお話によると、ムー大陸が沈んだ時、なんとか倭人のDNAを残さなくてはならないので、
人々は三種類の方法で逃げた。

一つのグループは横穴を掘って逃げた人たちで、その末裔がホピ。
もう一つのグループは、高い所に高い要塞を作って逃げ延びた人たち、それがマチュピチュ。
もう一つのグループは、まあるい卵形の何十隻かの船に乗って、海に逃げた人たち。 
その卵が辿り着いた先がアラビア半島で、そこに降りて作った文明が、世界最後の文明と言われている、
古代シュメール文明。

当時はエジプトまで海がきていたから、そこに辿り着いてしまったけれど、
そんなに広大な大地じゃなかったから、そこで生活を始めるにはあまりにも狭いので、
新しい新天地を見つけるために、山の方に行った人たちがチベットらしい。

そのまま船に乗って、黒潮の流れに乗って新天地を求めて旅に出た人たちが、
インドネシアを通って辿り着いた先が日本。
そのままずっと黒潮に乗って、辿り着いた先がハワイ。
そしてそのままずっとイースター島まで。潮の流れが人々を運んでいった。

その船っていうのが彼の話では「ノアの方舟」という伝説として残っている船らしいのね。
それぞれの辿り着いた先に残っている予言のようなもの… ホピやチベット、いろんな所に残っている予言は全部同じなの。同じ事を語っている。

アバターっていう映画も、監督さんがね、アヤワスカのセッションを何回かする間に見たビジョンが、
やはりムー大陸の当時住んでたレムリア人のビジョンだったようなの。
その人たち、とても大きい人たちだったのね。
だからイースターアイランドにあるモアイ像っていうのは大きいらしいのよ。
その時の大きさだったらしいのね。

アバターって映画は、ムー大陸の完全調和が崩壊していく姿をそのまま描いた映画らしいのね。
当時は大きい人たちで青く光ってた。 からだが金色や青に光っていた。
植物とお話をしたり、何かあったら輪になってお祈りしたり、そう暮らしていたと思うんだよね。

実際このプナに来て暮らすと、ほんとに温泉の中がそんな世界だったり、そういう世界を垣間見るの。
自分たちの日常生活も完全調和しているし、人と人との繋がりも
未来的なコミュニティネットワークだなと思う。
懐かしい未来という感じ。

そういうエネルギーを持っている人たちが、集まってきているなと思う。
世界中から、この場所に惹かれて。
過酷で仕事もないのにね。
自然も過酷なのね、ここは。
ジャングルだしね。

自分が生まれ育った場所でもないし、過去に過酷な自然に暮らした体験があるわけでもない。
すべて「初めて」だけど、何か懐かしいものを感じてここに集まってきている人がいる。
会った瞬間からもう家族のように、すごく深い部分で繋がり合えて、サポートし合う。

こういう事が自然に今、発生しているんだって思うの。
今の時代に約束した魂達が戻ってきて、ここでレムリアの時の完全調和のエネルギーを、
より良いものとして未来に繋げていくような、未来と過去が一つになっている世界。
ここにいると、そういうものを描いていきましょうっていうストーリーを感じるよね。

一人一人の創造したものの世界でみんな生きている… 
でも共創造だから、それぞれのの創造がコラボして作っているのが世界だからね。
その方が楽しいじゃない?
宇宙と一緒に作った方が、自分の想像以上のものが、いつももらえる。
想像力が乏しいからね、わたしたち。(笑)
宇宙は想像していた以上のものを、いつも差し出してくれる。

Tuesday, September 18, 2012

レムリア人たち




Keiko:倭人のことを日本では、スサノオ族と言われているようで、
昔そのスサノオ族の人たちが日本に辿り着いた時に、山奥に入って造ったものが石垣なの。
木内さんと一緒に、日本の田舎を旅した時に見たんだけど、
もうほんとに奇麗な石垣が、過疎の村のような山奥に残っているの。
そこは自然の形態というものが、完璧に残っているような場所。

ここのハワイ島の伝説に出てくる メネフネ… 夜になると出てきて石垣を造っている、
働き者のメネフネ達も、絶対レムリア人だと思うしね。
日本人… というか、それ以前の倭人。もっとオリジナルの人たち。
レムリアのスピリットを持った人たちだなぁと思う。

ハワイ島のカウーという場所のアンクルモーゼスもね、ハワイアンっていうよりは
レムリア人。(笑)
メネフネのような。
実際、自分たちはレムリア人のメネフネのチャーチミニスター(教会の聖職者)の末裔だって言っているじゃない?
お母さんが巫女みたいな存在だったって。

だからあの場所(カウー)は聖地で、この島のピラミッドが見える場所だから、守らなくちゃいけない。
ビーチに湧き水が湧いていて、すごくきれいな場所なの。 
黒砂ビーチが広がった所に、こうこうと湧き水が湧いているのね。
だからリゾート開発したい人たちがやってくるんだけど、彼らは身を危険にさらしながら、
その土地を守っている。
その守り方がかわいいのよ。
「あっヘリコプターがきた。隠れなくっちゃ」
なんにも隠れるものがない、砂漠みたいな所で小さくなってしゃがんでいる。
(笑)

どうみたってヘリコプターから見えるじゃない、と思うんだけどね。

VW:見えないんじゃない、もしかして。

Keiko:たぶん見えないの。たぶん見えないの。

VW:同一化しているんじゃない?

Keiko:同一化しているの。
そして、彼らが行ったらまた動き出す。
(笑)

かわいいんだよね。愛に溢れていてね。

Junko:すごいかわいいの。顔くしゃくしゃしてね。Keikoさんの事大好きで。
顔をこんなに近づけて。

Keiko:かわいい。大好き。

Junko:ほんとに会えてよかった、来てくれてありがとうってね。

Keiko:うん。本当に謙虚だよね。

日本にも、お水を通してエネルギーを送っているの。
お水は全部繋がっているから、 毎朝、湧き水から海を通して平和のエネルギーを
日本にも送ってるんだよって。手を入れてシュシュシュッてね。
ハイみんなもやって、ってね。(笑) かわいいんだよ。

Junko:あの人の存在は、すごく重要なんだと思います。

Keiko:ねー。

VW:きっとみんながそんなふうに、繋がっているものを通じて、
平和のエネルギーを日々送っていれば、何か変わるよね。

Keiko:変わると思う。
見えない世界のほうが、ほんとはもう大多数。
そこでは見えない存在達が… ちょっとした波動に敏感な、ひとつの想いにも敏感な精霊達が、わぁーっと働くわけじゃない、その波動に準じて。
見えないメネフネ達が、ひゃ~と言いながら。(笑)

Monday, September 17, 2012

コミュニティ



Keiko:すごくいいネットワークが出来ているの。
コミューンのような、一緒の場所に住むんじゃなくて、みんながもう少し
今の時代にあったように独立していてね。
このプナという地域、すごく大きなエリアなんだけど、そのプナ全体が村のような感じで、
助け合って生きている。
そんなコミュニティが今、出来つつある感じがする。

VW:いろんな所から来ている人たちが、コミュニティを作っているね。
そしてハワイアンの人たちも。

Keiko:そうそう、いろんな人種。
ハワイアンの人たちも、自分のルーツは大切にしようという気持ちはあるけれど、
わたし達はわりと、ハワイはハワイアンのものだという意識のない人たちと
繋がっているかな。
みんな大地の上に生かされている子供だから、母なる大地の
お世話をさせてもらうという、同じ想いを持っている。
白人でも、日本人でも、ハワイアンでも一緒なんだねっていう所で
響き合っているからね。
彼らは、「ハワイは僕たちのものだよ」なんて言わない人たちだしね。

わたし達がやっている事をすごくリスペクト(尊敬)してくれるしね。
わたし達も、彼らから学ぶ事がいっぱいあるから。 
まだトロピカルな暮らしにそんなに慣れてないから、学ぶ事がいっぱいあるの。
お互いさま。持ちつ持たれつ。

これもすごいかわいいんだよ。(植物を指差して)
根っこ、みて。

VW:あぁこの根っこね。かわいい。編んでいるみたい。

Keiko:ね。ここにトマトが。

VW:トマトだね、これ。植えたの?

Keiko:たぶん勝手に、うんちから育った。
ここで誰か、うんちしたんじゃないの?

VW:そして種が落ちたんだね。

Keiko:うん。
トマトを食べた人がしたうんちから出てきたトマト。(笑)

Sunday, September 16, 2012

野生の感覚を取り戻す


Keiko:小学校時代にもう「時間と空間とは」なんて考えるような、
不思議な子供だったからね。
あまり周りに馴染んでいなかったの。

でも一応、みんなとは仲良しだったのね。
遊びという部分では馴染んでいるんだけど、本質の部分で、あまり子供の会話の中では
分かち合えないっていう自分を感じていた。
たぶんみんなもそうなのかな、とも思うけれどね。
そういう部分(本質を表現すること)が、あまり社会的に表に出されていない
社会だったからね。
見えないものが見えたらダメな世界だったじゃない? 
だからそういうものを隠していた。

見えないものを見えてないフリをしたり、分かってないフリをしたりね。
ほんとはもう、会話をしている会話の背後にあるものが、全部見えている。
でも分かってないフリをずっとしていたのね。

わたし、メンドシーノ(カリフォルニア州)の山奥に十何年も暮らしたのね。
コンピューターもなかったし、電話もなかった。本当になにもなかったの。
そのときに、野性的な感覚がものすごく研ぎすまされたのね。

たまに日本に帰ると、実家は名古屋駅の近くだからね、電車が通っているトンネルを
歩いていると、耳のチャクラが開いちゃってるから、爆音でキィーンとするの。
「助けて~頭が割れるー」という感じになっていたの。

その時に、野生の動物っていうのは街には住めないなって思った。
自分で自分の事を、野生の動物だって思っていた。

VW:全部が、研ぎすまされてね。

Keiko:そう。
やっぱり街の暮らしをしていると、(チャクラが)開いたままだと、こころも耳も目も
不都合だし、暮らせない。
いろんな雑音とか、騒音とか、視覚的なものだって、スピーディで移り変わりが
すごいじゃない。
テレビなんかもそうだしね。

そういうものを、チャクラが開いている目で見たら大変なの。
ハートもそうだしね、人々はけっこう… びっくりするくらい意地悪だったり。
そういうこともあるじゃない?
やっぱり開いたままだと傷ついちゃうからね。

知らず知らずに閉じてしまっている。
閉じようっていうんじゃなくて、サバイブする(生き残る)ために
みんな閉じてしまっている。
それが今の現代人だと思うのよね。

少しずつ自然の中に還ろうっていうのは、昔ながらの生き方をしようというよりも、
少しずつ自分の中の野生を取り戻すために、そういう自然の環境に身を置くように
しましょうっていうのを、いま実験的にしている。

夜、懐中電灯もなく裸足で歩いたり。 
満月の日はとても明るいけど、新月の日は真っ暗闇…
でも真っ暗闇の中で、懐中電灯も無しで歩いていると、目が開いてきて見えるように
なってくる。
そういう能力を培うために、子供達と懐中電灯無しで街から歩いたりね。(笑)

VW:トレーニング。

Keiko:トレーニング。 うちの子供達、どこにでも寝られるように、生まれた時から
枕は使わせていない。
自分がそうじゃない環境で生まれ育ったから、野生の中に入った時に
結構苦労したんだよね。
枕が変わったら眠れなかったりね。

旅をする時にね、どこへ行ってもすぐその場所に入れるような、
そう育って欲しいなって思っていたからね。
わたしにできる事は、赤ちゃんの時から枕無しで寝せたり、
固いあまりふわふわじゃない布団の上に寝せたり、そういうことだった。

Saturday, September 15, 2012

どのシステムを選ぶか



Keiko:この前ヤナが「うちはテレビはないけど、わたしは何でも知ってるのよ」
と言ったの。
「よけいな情報が入ってこないの。世界中を旅した、本当の情報を持った人が
ここに訪ねてくるから何でも知っているの」って言うの。
風が教えてくれる、みたいな。(笑)

最先端の情報を、テレビもラジオもない、コンピューターも使わないような、
森の中に住んでいる森の魔女みたいな人が知ってる。
ほんとうは、そういうこと。

VW:自分に必要なものしか入ってこないからね。いらない情報はいらないしね。

Keiko:そう。真実しか入ってこない。
真実を旅して、自分の目で見た人たち。耳で聞いて、食べて… 
そういう情報しかこないのね。

☆.。.:*・゚

島に仕事が裕福にあるわけじゃないから、じゃあどうするのって言った時に、
土地はあるから食べ物を育てるという世界に、若い人はみんな入っていく。 
そうじゃなくて、「買う」というシステムの中にいたら、島はパラダイスだけど
物価は高いから、じゃあ稼がなきゃと、お金のシステムの中にはいっていくじゃない?
どっちのシステムをとっていくか、ってことだよね。